


私たちは、人生のさまざまな局面を、音楽の力に支えられて生きています。
音楽は、心に湧き起こる思いを伝えるもう一つの言語として分化したものであるとも、
古来、病人を癒すための道具であったともいわれています。
一方、音楽するこころと身体は、自分自身を創造的にコントロールする力や、
言葉が通じなくても多くの人と共感しあえる力になることも解ってきました。
これらの事は、「癒し」というものが、言葉と言葉の間の、
いわゆる「行間」といわれる場所に存在するものである為なのではないかと、
昨今私は実感しております。
というのも、私たちが言葉で伝えられることは、
いつも私たちが伝えたいことのほんの一部なのであり、
私たちが相手に本当に解って欲しいと願っていることは、
実は言葉の裏側で、相手には聞こえない叫びや訴えを淀ませ、
うまく表現できないことがあまりに多いからです。
そのことによって、私たちは日々、しばしば不安定な気持ちに襲われます。
けれども、それでも何らかの方法で、つまり頭での理解を求めるか、
相手の五感(第六感も含めたいところですが)に訴え得る形にして
表現できなければ、次第に互いの心は離れ、通じ合えなくなります。
音楽は、言葉や、表情や、ジェスチャーや、描画・造形といった「表現媒体」に、
もう一つの意味(こころ)の伝え方を重ね合わせてくれるものといえるでしょう。
それは、同じ言葉が、全く違う感情や考えによっても使われることを考えると、
言葉の行間を埋める為の方法なのだと思えます。
音楽する技術もまた、音楽で伝えたいと望む心にしたがって身についてゆきます。
上馬5丁目音楽室を中心としたMTN世田谷対話音楽工房では、
発達から若返りまで、世代の差も言語も超え得るコミュニケーション・ツールである音楽が、
利用者お一人お一人にとって、自己をより深く知りつつ他者との交流に活かせるような
心の支柱の一助となるようなお手伝いをして参りたいと願っております。 0504.
MTN世田谷対話音楽工房では、月曜日から金曜日まで、当工房音楽室(1998年7月7日OPEN)、および都内の3つの障害者施設で、将来の音楽家の卵&雛たちや、音楽にやすらぎと癒しを求めて来られる方々、“私の音楽”や“美”を追い求める方、あるいは、乳児から大人まで、さまざまな発達支援や心身の機能の回復・維持を必要とされる方々と、日々音楽を使った対話をしています。
音楽をコミュニケーション・ツールとして扱えるようになることを目指す子どもたちの ピアノや歌のレッスンの他、まだ言葉で自分の事をうまく表現できない段階の子どもたちとのコミュニケーションの為のミュージカル・ワークや、抱えきれないストレスを整理する為に、これを大好きな音楽でという方々や、美しく歳を重ねたいと思われる成熟世代の方々の為のプライベート・セッションなどを行っています。
言葉中心のコミュニケーションを要求される日常生活の中では、なかなか自己表現による充分な満足感が得られないとお感じになったことはありませんか? カラオケの根強い流行にも、そうした私たちの欲求不満が見え隠れします。このように、自分以外の人の事も含めていろいろなことを多方面に考えたり配慮したりしなくてはならない生活の中で、少しずつ消耗し、失われていく自己感覚を、嗜好に合った音楽で支えながら確かめていく作業は、コミュニケーションを言語に頼れない方々のみでなく、言語に頼る家族関係・人間関係に疲れてしまった方々にも有効です。歌うこと、ピアノを弾くこと、環境音楽、CD鑑賞などがお好きなら、どうぞ一度、当工房のミュージック・セラピーをお気軽にお試し下さい。
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(子ども音楽デザインコースの受講修了生と、
各コース受講中の皆様のEメールによるご相談は
無料でお受けしています。
また、一般のお問い合わせへの返信は無料です。お気軽にどうぞ。)
MTN世田谷対話音楽工房
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