クラッシュ・ホームページ完全復元物語

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音楽療法コラム

クラッシュ・ホームページ完全復元物語:2014年10月6日


スタッフ日誌にも概要をご紹介した通り、MTN心のおしゃべり音楽工房Webサイトは、去る2014年4月11日(金)、急に画像がすっかり消えて、暗転したみたいに壊れてしまいました。デザインや画像が全て真っ黒になってしまい、テキストだけがかろうじて読めるという状態になってしまったのです。
今、これと同じ真っ黒画面は残っていないのですが、ホームページを復元してくださったS氏の手元に残っていたもので、その片鱗をお伝えします。



2012年2月に、サイバー・エンジニアで有志の友人H氏に依頼して、MTNのスタッフとして取り組んでもらった新ホームページは、スタッフみんなの日々の臨床モチベーションを陰でしっかりと支えてくれる存在でした。
ホームページそのものは、時にバーチャルなものですが、リアルがあってこそのバーチャルであり、バーチャルでのさまざまな表現や報告、計画などが、リアルをバージョンアップさせていく、という、プラスの相互関係にあるべきもの、それが「自主ホームページ」であろうと思います。
初めて、細かいインタビューや素材集めの指示をしてくださったH氏の指導の下、スタッフ一同一生懸命構築して行ったホームページだったので、いずれは、日誌くらいは各自で更新できるようになろう、と思っておりましたが、そうした体制ができる前に、事は起こってしまいました。
そして、改訂以来それまで、サイト管理担当を引き受けてくれていたH氏に、ページ制作から相互リンク、日々の日誌等の更新まで全て作業をお任せしていたため、いざ、壊れたサイトの復元に向けて動き出し、蓋を開けてみると、管理者が利用していたホームページ制作ソフトは手元にない、その前に、ソフト所有者登録が管理者のものになっている、そしてその登録者情報を何とか団体の物に変更できても、私にも他のスタッフにも、そのソフトの使い方が解らず、したがって復元のメドは全く立ちませんでした。

6月に、ホームページが一部も復元できないまま、H氏が健康上の事情で退任・退職すると、いよいよ私は、自分たちでの対処を諦め、専門家を探すことにしました。
7月、とても信頼している友人筋から紹介してもらったホームページ・デザイナーのS氏は、暫くはお一人で黙々と、私たちのWebサイトの復元方法を考えてくださったようです。
後でS氏から聞くことのできたお話によりますと、通常、クラッシュしてしまったサイト上のデータは、広大なサイバー空間のどこかでバックアップされて残っているものなのだそうです。
そんなことは、有名企業のサイトとか、アクセス数の多い有名人のサイトとか、そういったサイトに限られたことなのではと思ったのですが、必ずしもそうではないのだそうです。
そこでS氏は、はじめはやや軽い気持ちでこの「ホームページの復元」という依頼を引き受けた、と言います。
そして、まずは「ウェブ魚拓」という、日本のサイトを当たってくださいました。
「ウェブ魚拓」とは、株式会社アフィリティー が2006年から運営している国産のインターネットサイト引用サービスで、WWW上のWebサイトをキャッシュとして保存する無料のサービス。さまざまな時点でのWebサイトの記録を保存しておけます。第三者が保存する者で、保存日時なども残るので、証拠保全にも使えるそうです。



でも、これってつまり、サイト運営サイドの関係者とか、あるいは、逆にそのサイトに反感を抱く人などが、何らかの理由で「保存しておく」という行為を行わない限り、勝手に保存されるものではないもののようですよね。
知っていれば簡単にキャッシュを保存しておけますが、第一、知りませんでした。
また、基本的には、つまり裏技を使わない限りは、サイト側でキャッシュ保存を禁止する設定になっていたり、ウェブ魚拓からのアクセス・ブロックの設定をしているサイトは保存できないそうです。

(こちら裏技を紹介しているサイト)


前管理人H氏からこのWeb魚拓について聞いたことはありませんでしたし、「それじゃきっと、そこにはなかったでしょう」とお聞きすると、S氏は「ありませんでした。」

それで、さて…待てよ、もう一つ、そういうのがあったはずだ、と一生懸命思い出して、ついに「インターネット・アーカイヴ」というキーワードを思い出したのだそうです。

「そうだ!『インターネット・アーカイヴ』だ!」
そしてS氏はついに、このインターネット・アーカイヴ上に、2013年6月12日という、丸1年前のサイト保存データを発見してくださったのでした!
「インターネット・アーカイヴ」というのはアメリカのサイトで、24時間世界中のウェブサイトを次から次へとコピー保存している、世界的なウェブデータベースなのだそうです。まさかそんんなところに!?とびっくりしましたが、紛れもなくそこに、日本の小さな音楽療法士団体であるMTN心のおしゃべり音楽工房のウェブサイトも、少々古いものではありましたが、保存されていたという訳なのです!

S氏も胸を撫で下ろした、とおっしゃっていました。本当にあって良かった、そこになければ、おそらくこの復元はできなかったでしょう、と。。。

さて、殆どないのは画像データだけでしたので、インターネット・アーカイヴに保存されていなかった2013年6月13日~2014年4月10日までの1年分の画像は、我々スタッフが各自で保存しているものを収集し、ないものは別のものに差し替えて…と、作業のメドが立ったところで、一難去ってまた一難、S氏が途方に暮れるようなことが判明しました。

普通、ホームページサイトを作る時って、画像データは画像データで、「Photos」とか「Picture」「img」といったフォルダを一つ作って、そこに全部入れて置くものなのですが、

↑2012年以前のMTNのサイト構成。「Picture」というフォルダがあります。


どういうわけか前任者の作ったサイトは、ページごとの画像データを別々のフォルダに入れてあって、いちいちそのフォルダの指定をしてあったのだそうです。だから、どの画像はどこのフォルダに入っている何て言う名前のファイルなのか、ということを照合して特定していくだけでエラい作業量になってしまったのでした。


↑復元されたサイトの構成。「Picture」とか「Photo」「img」などのフォルダがありません。


でも、もうここまで来ると、なんだか負けられない気がした、とS氏は語っていました。S氏にとっても生まれて初めてのお仕事になったのですが、何が何でも復元してみせるっ!と、モチベーションを上げて取り組んでくださいました。そしてその後も、さらに襲い来る設計の難問疑問、たとえば、どこかのページのテキストを1行直すと、なぜか全頁において同様の直しをしなければならなくなるとか、抜けているテキストがあって?マークだらけのところを全部修復しなければならないとか、といったことを一つ一つコツコツと乗り越え、積み上げて、ついについに、8月中旬いっぱいで、同サイトの完全復元に成功してくださったのでした!

セカンドオピニオン という言葉がありますが、ホームページも、別のデザイナーに設計を見てもらうと、使いやすさや更新のしやすさなどの点で、さまざまな意見がもらえました。

また、うっかり制作を任せていた「団体概要」(大切なページです)のページが「会社概要」になっていたなど、細かく見直すと、おかしなところがたくさんあり、改めて、一ページ一ページを見直して、着々と修正を続けていただいています。

今後、同サイトはそう遠くないうちにお引越しをし、デザイン等も新たに生まれ変わることになっています。そうしたら、日誌は各スタッフが自分で更新できるようになる、という、当初イメージしていた運営の形も実現することになっています。それまで、前任者が作ってくれて、Sさんが復元してくれた今のWebサイトを、これからも大切に守って行こうと思っています。



さて、それからこれを機に、S氏はホームページの「製作」のみならず、「復元」をもお仕事としてお受けになるそうですので、もしお困りの方がありましたらドシドシお問い合わせくださいませ♪

中井深雪

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