音楽療法士小関尚子の日誌

日本音楽療法学会関東支部
認定講習会・研究会実施団体

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音楽療法のスタッフ日誌:小関尚子編

2015年10月27日

【お祭り ~音楽で広がる輪~】


みなさん、ご無沙汰しております。
季節はすっかり秋。
木枯らしも吹いて、冬がすぐそこまで来ているようですね。

秋といえば収穫の秋、スポーツの秋、芸術の秋…
そしてお祭り!

私が今でもお世話になっている江戸川区の施設でも先日、お祭りが行われました。
その施設では毎年、利用者さんと一緒に音楽発表会をさせていただいています。
音楽療法セッションでどんなことを実施しているのか、少しでも多くの方に知っていただくいい機会となっています。

出演する利用者さんと話し合って、何を発表するか決めていきます。
お気に入りの楽曲を歌ったり、みんなで即興合奏をしたり…。
今年も盛りだくさんな内容となりました。
出演者からお客さん、職員、利用者、ご家族の方、ボランティアのみなさんへと音楽の輪が広がっていき、心温まる時間となりました。
お祭りのテーマは「幸せの収穫祭」♪みんなで幸せをシェアできました☆

その中で、毎年恒例となっているのが作曲活動を行っている男性の作品発表。彼は以前紹介した♪海と僕、♪カレーライスを作曲した男性です。
実はここのところ、作曲をしていなかったのですが、家族が増えたことで楽曲を創作したいと意欲がわき、お祭りでみんなに聞いてもらうことを目標に作曲をおこないました。

今日はその作品を紹介したいと思います。楽曲名は「Tackt」これから一緒にたくさん音楽を楽しみたいという思いが込められています♪
携帯での録音ですので、お聞き苦しい箇所もありますが、ご了承くださいませ。



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2015年2月19日

【待ち遠しい春】


みなさん、ご無沙汰しております。
早いもので2月も残すところ1週間あまりですね。
寒い日が続きますが、どうお過ごしでしょうか?

前回の日誌では結婚式の様子についてお伝えさせていただきました。
私は現在、長野県諏訪市に住んでいます。
引っ越してきてもうすぐ5ヶ月。
ようやく新しい生活に慣れてきました。

諏訪市は諏訪湖をはじめ、春は桜、夏は花火大会、秋は紅葉、冬は雪景色とウィンタースポーツ…
自然が豊かで四季折々様々な景色を楽しめます。


この冬は例年より暖かい方らしいのですが、北海道よりも冷え込む日があり、厳しい寒さに驚いています。
これまでの人生の中でこれほど春が待ち遠しいと思う冬は初めてです。

またこの街は音楽が好きな方々が多い街なようで、街の中にスピーカーがあり、クラシック音楽が流れているのです♪
音楽を身近に感じている方がたくさんいるのかもしれないと考えるととてもワクワクしてきます(^^)

春は出会いの季節、またいろんな方々と出会って、音楽を共有できることを楽しみにしています♪

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2014年10月20日

【結婚式】

ご無沙汰しております。
すっかり秋らしくなり、紅葉が楽しみになってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私事で大変恐縮ですが、9月末に結婚式を行いました。
お世話になった方々、大切な方々に見守られて、 心に残る忘れられない一日となりました。

この日の披露宴を準備するにあたって、これまで音楽を通じてたくさんの人と出会ってきたことに感謝し、 音楽で人の縁が繋がっていくことを表現した式にしたいと考えていました。
そこで、当工房スタッフに披露宴にてセッションをしてほしいと依頼したのでした。

スタッフたちは、古今の名曲を盛りだくさんに組み合わせたメドレーを用意してくれました。
1曲目の♪いとしのエリーでは、まず、 「尚子 my love so sweet~」と替え歌にしてくださり、とても照れ臭かったです。(笑)
でも、大切な人たちと音楽を共有できる、貴重なクライエント体験となりました。
ラストの♪Love love love が会場全員での大合唱になった時には涙が溢れてしまいました。
披露宴の会場があれほど一つになれたことは、予想を遥かに越えました。
新たな土地で生活することに不安を抱えていましたが、 このセッションでお集まりいただいた皆さんと一体となって合唱できたことでその不安はなくなり、これからの新たな生活、新たな出会いを楽しみ♪に思える、そんな気持ちになりました。

披露宴後、たくさんの友人が 今まで参列した結婚式の中で一番良かった、思い出に残る忘れられないものになったと口を揃えて言ってくれていました。

スタッフたちのセッションで涙を流されている人は、私だけではありませんでした。
そしてそれは、単に私達の結婚式に対する思いではなく、会場中で奏でられる音楽に包まれながら、ご自身の過去の思い出を甦らせて流された涙なのではないかな、と感じました。もしそうなら、それはきっと癒しの涙だったのでしょう。
と同時に、その音楽的なひとときが、新郎新婦だけではなく、いらしてくださったさまざまなライフステージに在る方々にとっても、 特別な時間になったのかもしれないと思います。

改めて音楽療法が持っている人を動かす力を垣間見れた気がいたしました。
スタッフに、そして、何よりも音楽に、感謝の気持ちでいっぱいです。

Thank you for the music ♪

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【感謝】

すっかり暖かくなって見事な桜がたくさん咲いていますね。
少しずつ葉桜へとなって行くのが寂しくもあります。

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さて、麻弥先生が自身のスタッフ日誌に書いてくれていましたが、私事ではありますが、今年の秋に結婚し、他県に引っ越すことになり、3月末でいくつかの現場から退き、麻弥先生に引き継ぎをお願いすることとなりました。

社会人になって丸4年。
この仕事を通して本当にたくさんの方々と出会い、かけがえのないものをたくさんいただきました。

新天地でも、音楽療法士として精進していきます。
あ、MTNのスタッフも続けますので、みなさまに会えるチャンスはこれからもたくさんありますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

先のことに不安がないわけではないですが、私にもやれることはあるんだと以前よりも自信をもつことができました。

それも今まで出会えたすべての方々のおかげです。
これからどんな出会いが待っているか、とても楽しみです♪

本当にたくさんの方から、暖かいお言葉、プレゼントをいただき、感謝感激の連続でした。

本当にありがとうございました。

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ソチオリンピック 


2月7日から行われていたソチオリンピックの閉会式が終わってしまいました…
深夜に観戦して寝不足の方、多いのではないでしょうか?

みなさんの心に残ったシーンはありましたか?
浅田真央選手のフリースケーティングには日本中が感動…
日本中からの期待を背負い、我々には想像できないオリンピックの緊張感の中、
自身が長年目指していたスケーティングを実現できたという名演技でした。
とても芸術性が高く、美しい演技でスポーツであることを忘れてしまうほどに、見入ってしまいました。
「メダルよりも大切なことを教えてくれた」と絶賛の嵐でしたね!

男子フィギアスケートの羽生結弦選手は男子フィギュアにとってもソチオリンピックにとっても日本人初の金メダルに輝いたり、
高橋大輔選手の演技の美しさ、
スキーモーグルの上村愛子選手の会心の滑り…
数々の感動がありました。
高みを目指して、様々な緊張感や自分自身と向き合い戦う姿に、とても励まされました。

音楽療法のセッションでも、
ソチオリンピックのことをみなさんととシェアさせていただきました。
マトリョーシカに小豆やメルヘンクーゲルを入れて、シェイカーにして遊んだり、
NHKのソチオリンピックテーマソングである、♪今、咲き誇る花たちよ/コブクロ に合わせて
応援もしました。

何度かみなさんと一緒に歌ってきましたが、
地にしっかりと足をつけて、踏ん張って頑張ろうと
気持ちが引き締まる楽曲です。

玄関前のアスファルトの間から、咲き誇るたった一輪の花を見つけた時、
仲間たちと天を仰いで咲き誇る花畑を見つけた時に、
思わずシャッターを切ったことを思い出しました。

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来月の7日からは同じくソチでパラリンピックが行われますね。
引き続き応援したいと思います♪

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2014年1月7日 【新年を迎えて】

あけましておめでとうございます。
新しい年に入って早いもので1週間が経ちました。
みなさんはどんな年末年始を過ごされましたか??

年末に全国高校選抜オーケストラフェスタが行われました。
このフェスタはコンクールではなく、全国から70校を超える高校生達が集まり、互いの学校の演奏を聴き合い、交流をするためのものです。

そのフェスタが今回で20回目という節目を迎え、フェスタに参加したOBOGが集まり記念演奏があり、
光栄なことに私も参加させていただきました。
私がオーケストラに参加させていただくのは5年ぶりのことでした。
このオーケストラに集まったOBOG達の中には10年来の友人も多く、
高校・大学時代にともに音楽に夢中になった仲間との演奏はとても刺激的なものでした。

今回演奏させていただいた楽曲は

マーラー/交響曲第5番 第5楽章

最後のリハでは少し不安が残っていましたが、不思議なもので本番でぐっとまとまりとても良い演奏となりました。演奏していて興奮と感動を覚えました。
本番で最高の演奏をしようと高めていくみんなの集中力が素晴らしかった!

この演奏は私にとって大きな糧となり、
2014年は音楽を通して一つ一つの感動を大事にしていきたいと思っています。

心機一転、今年も精一杯頑張ろうと向かった初詣でのおみくじは吉でした♪

この一年も感謝の気持ちを忘れずに…

皆様にとっても幸多き年でありますように。

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12月2日【今年のクリスマスは…】


12月に入り、1年は本当にあっという間に過ぎていくな、と
思う今日この頃です。
12月といったら、何といってもクリスマス!!!!

街もイルミネーションで華やかで、
歩くだけでもワクワクして来ちゃいますよね。
一年で最も街中がキラキラと輝くクリスマスは、
音楽療法の現場でも皆さんと音楽を楽しむ大事なイベントの一つです。

クリスマスソングには長年親しまれてきた名曲が沢山あります。
今の私のお気に入りは

AIさんの♪ハピネス

です。今、練習しているのですが、この楽曲はとても難しい…。
でも歌っていてとても気持ちのいい楽曲です。
「♪La La La」と覚えやすいフレーズを繰り返し歌ったり、
アフタービートで手拍子をつけるだけでも、
とても盛り上がれる楽曲です。
今年のクリスマスセッションでも皆さんと一緒に歌いたいなと思っています。


毎年毎年、クリスマスセッションでのストーリーが
似たようなものになってしまうのが悩みなので、
今年のクリスマスを新鮮な気持ちで楽しめるようなセッションを懸命に練りたいと思います!!

ある施設では、施設職員の方と一緒にクリスマス会を企画しています。
職員の方と一緒にイベントを企画するというのはなかなか出来ないことで、
このような機会をいただけたことにとても感謝しています。

今年のクリスマスはどんな事が起きるのか、とても楽しみです♪

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10月7日【お祭りの季節】


秋が徐々に深まってきたこの季節の変わり目、
みなさん体調崩していないでしょうか?

過ごしやすくなってきたこの季節に
お祭りを開催する施設が多くあります。


つい先日は、世田谷区立砧工房で蔵祭りが行われました。
今年も工房スタッフはボランティアで参加しました。

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施設のお祭りは、施設のある地域の住人の皆さまとの大切な交流の場。
施設がその地域の一員として存在し続けていられることに感謝し、
同じ地域の皆さまに何か気持ちを、
「お・も・て・な・し!」をお返しをしたい、
これから1年、また、よろしくお願いします、
という気持ちを籠めて開催します。

工房スタッフは喫茶コーナーでのピアノ演奏によるBGMや
ビンゴ大会の司会進行などで参加しました。
私はカメラマンとしてお手伝いさせていただきました(^^)/。

利用者の方々が懸命にお客様をおもてなしする姿、
美味しそうに食べ物を頬張る姿、キラキラした笑顔を写真に収めるべく、会場を行ったり来たり…

会場を歩けば、そこかしこから美味しそうな匂いが…
蔵まつりでは砧工房製造の片栗粉を使った
鶏肉の竜田揚げ、お好み焼きなどの美味しいもの盛りだくさん????

個人的には竜田揚げとビーンズカレーがオススメです(^_^)/

みなさん、来年の蔵まつりで、是非ご賞味あれーー!!

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8月28日 【茨城県民大学】


8月ももうすぐ終わり、夏の終わりを感じ始めるころですね。
暑い夏、みなさんどのようにすごされましたか?

私たちは平成25年度茨城県弘道館アカデミー県民大学前期講座 ミュージック・セラピー楽修会に講師として参加しました。
全5日間、20時間に及ぶ長丁場でした。

私は2、3日目に参加させていただきました。
私が現場で経験したことをお話しさせていただきました。
初めて講師という立場で参加させていただき、有意義な時間となりました。

2日目の講習が終わったあと、中井先生と故障していた楽器を新たに調達しようと水戸駅前にあった楽器屋さんに足を運びました。

普段、ゆっくり楽器店に足を運ぶ時間をなかなか確保できないので、2人でいざ楽器店に行くと、お目当ての楽器を手にしてすぐに、他の楽器にも目移りしてしまい…店内でリズムセッションを始めてしまいました。笑

結局、ずっと欲しいと思っていたその楽器も購入。
3日目の朝にも先生とセッション。

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私が座っているのは椅子ではなく、カホンという楽器なのです。

叩く位置によってバスドラムのような低い音がなったり、スネアドラムのような音色を出すことができるです。
まさにこれ一台でドラムセットのような役割をしてくれるのです。

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今、私自身、すごくはまっていて、家にも一台欲しいな?なんて思っちゃっています。

打楽器の演奏はあまり得意ではないのですが、この楽器でリズムに強くなれたらと思います。

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7月29日 【いつでも戻ってこれる場所】


先日、3才から音楽室に通っていたまあくんが音楽室から卒業いたしました。

まあくんはこの春に中学生になり、実に10年近くも音楽室に通ってきました。
私がまあくんとのセッションに参加したのは、2年あまり。

私が音楽療法士を志すよりも前から、音楽療法の世界の中にいたまあくん。

私が出会った頃にはすでに、彼自身、音楽で発散する方法、リラックスする方法などをよく理解していて、音楽室でしかできないことをして過ごしていました。
新米の私は、彼から教えてもらったことがたくさんありました。

最後のセッションは彼自身がプログラムを組み立てて、修了コンサートを行いました。

歌、合奏、ゲームなどのコーナーがあり、これまで音楽室でやってきた活動を行いました。

まあくんから司会に任命されてたのですが、あまりに拙い司会ぶりだったからか、途中からマイクを取られてしまいました。笑

きっと深雪先生や音楽に伝えたいことがたくさんあったんだと思います。
45分という限られた時間の中で、彼は懸命に向き合い、伝えようとしていました。

これまでのセッションで音楽を通して自分と向き合い、人と寄り添うことで、得てきたものは私が思うよりきっと大きいと思います。

これから先も心の拠り所としてここが彼の中に存在し続けてくれたらと思います。

辛い時、不安な時、悲しい時、自分の力だけではどうすることもできなくなった時にまた一緒に乗り越えられるように。

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6月29日 【シンセサイザーの面白さを発見!】


6月ももうすぐ終わり、早いものでもうすぐ7月がやってきますね。
暑い季節がすぐそこまで来てるかと思うと少し憂鬱な気持ちになってしまいますね。

今日は音楽室に通う駿くんのことをお話しようと思います。

駿くんとはいつも一緒に踊りを作って踊ったり、
歌に合いの手を入れて一緒に遊びながら、
音楽を楽しみます。
レパートリー曲も増えてきて、
♪Tomorrowなどの大好きな楽曲では、
目をつぶって楽曲を聞き入ったり、
大きく手を振って全身で表現しながら、歌ってくれたりします。


駿くんはある日のセッション後のお母様との懇談中に
シンセサイザーで夢中になって遊んでいました。
数年前にシンセサイザーを弾く活動を一緒にしていましたが、
彼にとって操作が難しく、いつからかシンセサイザーから遠退いていました。
そんな彼が自らシンセサイザーで遊んでいたのには大変驚きました。

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早速、この間のセッションでシンセサイザーを演奏しようと誘いました。
彼は何かをやろうと誘うと「いい」と断ることが多いので、
恵津子先生も私も断られるだろうと思いましたが、
彼はすっと立ってシンセサイザーに移動したのです。

きっと彼はとても勇気を振り絞ったのでしょう。
恵津子先生が演奏を始めると、
とてもとても不安な表情を私に向けてきました。
シンセサイザーで遊びたいけれど、
音楽の中でどう遊んだらいいかわからず、
怖くなってしまったんだと思います。

私はシンセサイザーをパーカッションの音に設定して両手のひらで
どの鍵盤を押しても大丈夫だと働きかけながら演奏してみせました。
それでも不安そうな声を出して椅子から降りたいと私に訴えかけてきました。
あまりにも不安そうだったので私は思わず、「降りてもいいんだよ」とジェスチャーで伝えました。

しかし、それをきっかけに
彼はシンセサイザーに向き合い、自分から演奏をし始めました。
自分自身で考え、葛藤し、不安に打ち勝てた瞬間でした。
その楽曲を演奏終えると嬉しそうに笑っていました。
彼はまた一つ壁を越えられたのです。

その日はその後も、最後の楽曲までシンセサイザーでの演奏を楽しんでいました。
私が一緒に楽しもうと鍵盤に手を伸ばそうとすると
邪魔させまいと手を払われてしまいました。笑
ボタンやつまみを操作してどんどん音色を変えて
とても楽しんでいました。

駿くんが自分自身でシンセサイザーの面白さを
発見出来たセッションでした。

これからも色んな事を発見していこう?

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5月29日 【空間の美】


週末に日本橋高島屋で開催されている「日本 いけばな芸術展」に行ってきました。
私自身、華道の経験はなく知識もないのですが、趣味で華道をやっている姉に付いて行ってみました。

限られた白い空間の中で一つ一つの花の美しさが最大限に表現されていました。


私が一番印象に残った作品は下の写真です。

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花器が壁にかけられていて、花がダイナミックに生けられていました。
壁に映る影からも作品の奥行きが感じられます。

作品を見て歩いている内に、「余白の美」という言葉を思い出しました。
中高時代の書道の先生がよく、書を書く時にはいかに余白を美しくするかが重要だと、この言葉を言っていたのです。

限られた白い空間の中で花を生ける華道でも同じように余白の美が活きていると感じました。

以下の写真でも、空間を最大限に使って花が生けてありました。

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その空間はただの空間ではなく、作品の一部になっていて、優しい空気が流れていたり、どこか淋しげな空気が流れていたり…。

その空間を見ていると、音楽の「間」と重なってみえてきました。
これまで音楽の「間」の重要性については幾度となく学んで来ましたが、私自身その重要性に気づけていなかった部分があったのでは…と考えさせられました。

フェルマータで音を伸ばしている時に生まれるあの時間が止まったような感覚も「間」ですし、楽曲が終わった直後のあの空気も「間」です。
私たちはその「間」でその時の雰囲気や感情を共有出来きます。さらに言うと、音楽と同じように、「間」もその時にしか感じられないとても儚いものです。


演奏する時には、どんな音を出そうかと考えることが多く、どんな「間」を作ろうかと意図的に考える事が少なかったと思います。

音楽の「間」も、まだまだ私が知らない奥深さがあると思うと、なんだかワクワクしてきました。

華道は音楽と同じように、時間と共に変化し、消えて行く芸術。
とても大事な事に、気づかせてもらえた一日でした。

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4月26日 【新中学一年生物語】


新しい年度が始まって一ヶ月が立とうとしています。

新生活が始まったばかりの皆さんはやっと少しずつ慣れてきた頃でしょうか?
音楽室に通うこどもたちも、新しい生活が始まりました。
中には、この春から中学生になったこどもたちも何人かいます。
ひろちゃんも新中学一年生になった一人です。

少しずつ、新しい生活に慣れてきて、それぞれの中学校生活が動き出し、いろんなことにチャレンジをし始めています。

これまではお母様と一緒に音楽室に来ていたひろちゃんが、自転車で一人で音楽室まで来られるようになりました♪

今、ひろちゃんとのセッションでは「新中学一年生物語」を写真のパペットを使って演じています。
物語の舞台は中学校。
主人公である新入生の「パンダくん(写真:右)を演じるのはもちろん、ひろちゃん。
深雪先生は「うさぎ先生(写真:中央)」、私は二年生の「犬子ちゃん(写真:左)」をそれぞれ演じています。

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配役のみ決めて、ストーリーは決めず、「どうしたら面白くなるか」をキーワードにして、ピアノやハモンドJr.でBGMを入れながら即興で演じていきます。

新入生のパンダくんを先輩である犬子ちゃんが学校案内をしてあげたり、二人で一緒にうさぎ先生の授業を受けていたのに、パンダくんは授業中に居眠りを始めたり…


即興で自分以外の誰かを演じることは、意外にもむずかしい事で、私自身、次はどんな台詞を、どんな風に言おうかとあたふたしながら演じています。
犬子ちゃんはどんなキャラクターなのか考えている余裕はあまりありません。


ひろちゃんには、「パンダくん」のキャラクター像があるようで、「パンダくんは漢字が苦手」と、本当に漢字が苦手かのように演じていたのです。
それはこちらも「ひろちゃん、漢字苦手だったかな…」と考えてしまう程に自然な演技でした。

演じたまま、作曲活動もしました。
犬子ちゃんが作詞、パンダくんが作曲という初めてのコラボレーションが実現しました♪


普段、学校の事をあまり話したがらないひろちゃんですが、この即興劇を通して、セッションでは見られない学校でのひろちゃんと会えたような気分になります。

次回はどんな物語になるのか楽しみです。

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3月26日 「仲間との音楽」


去る3月23日に、私が大学生の頃に所属していたオーケストラ「ユーゲントフィルハーモニカー」の第7回定期演奏会が開催されました。元団員である私はフロントスタッフとしてお手伝いさせていただきました。

残念ながら私は今回、客席で彼らの音楽を聴くことはできなかったのですが、一日彼らと過ごして音楽療法士を目指そうと心に決めた頃のことを思い出しました。

一人一人が音楽を心から楽しんでいる空間。
仲間と音楽を奏でているという一体感や安心感。
緊張や不安も共有しあって音楽を作っていく過程。
目指していた音楽を表現できた喜び。

仲間と音楽を共有できたことは特別なこととしていつまでも心に残るんだと思いました。
何気ない一つ一つのやり取りが積み重なって特別になっていく…
それってすごく素敵ですよね。

音楽療法においてもクライエントのみなさんにもこのような体験のできる音楽を提供しなくてはと良い刺激をもらいました。

以前紹介した♪海と僕、♪カレーライスのうた を作曲してくださった男性が、仲間ともっと音楽を楽しみたい、ということで

新曲 ♪Shake Hands

を創作してくださいました。

この楽曲はセッションを始める時にみなで歌えるハローソングです。
握手をして挨拶を交わすというシンプルな歌ですが、この楽曲が施設のみなさんにとって仲間と音楽を楽しむ入口になることを願っています。

♪Shake Hands

こんにちは ◯◯さん*
ごきげんいかが?
握手でこんにちは
よろしくね

*(ここには歌いかける相手の名前を当てはめます)

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2月16日 【節分】

春のような暖かな日がやっときたかと思えば、
真冬の厳しい寒さが戻ってきたりと、
体調を崩しやすい時期ですね。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、数日前は節分の日でしたね。
みなさまは豆まきされましたか?

学校や施設の職員や、世の中のお父さんたちは鬼役になって
豆を四方八方から当てられた方もいらっしゃたのではないでしょうか?

私も鬼役をしたときにはたくさんの豆を浴びました。笑

今年の音楽室での節分はといいますと、
恵津子先生が考えた豆まきゲームがとても人気でした!

DSC00255.jpg鬼の顔を描いた風船を膨らまして、天井から吊るし、
豆に見立てたボールで撃ち落とすというゲームです。
子どもたちも鬼の顔を風船に描く所から手伝ってくれました。

とても単純なルールで、ボールが風船に当たるととても気持ち良くて、かなり盛り上がりました。
風船を全部撃ち落としては「もう一回」と何度もやりたがる子ども達。
私も一緒に、子ども達と夢中になって遊びました。

これからの一年も、みんなが健康にすごせますように…

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1月7日/2013年


新しい年が明けて数日が過ぎ、
そろそろ本格的に世界中で2013年が動き出そうとしています。

皆様はどんな年末年始を過ごされたのでしょうか?

私はここ数年、この時期になると自分の原点を振り返り、初心に戻るようになってきました。

大変お世話になった方々にお会いしたり、昔からの友人と遊んだり、成長していく後輩たちの姿を見たりと、一年の中でもたくさんの人に会える季節でもあります。

これまで出会ったたくさんの方々に支えていただいていることを実感いたします。

2013年もみなさまと音楽を楽しみながら、一人の人間として、一人の音楽療法士として、一歩でも前進できるように日々、精進していきたいと思います。


これからもよろしくお願いいたします。

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12月6日


12月に入り、街ではイルミネーションや装飾が増えて、一気にクリスマス気分ですね♪

早速、音楽療法の現場でもクリスマスの楽曲を多く使っています。

今日も音楽室に来た子ども達と、

♪あわてんぼうのサンタクロース
♪赤鼻のトナカイ
♪サンタが街にやってくる
♪きよしこの夜

など、この時期ならではの楽曲で遊びました。
楽曲で遊びながら、サンタ帽やトナカイの耳などをつけたり、小さなクリスマスツリーなどを出してみたりと、子ども達と一緒に楽曲を楽しむにつれて、音楽室もどんどん、クリスマスの装いになっていきます☆

私は幼少期、家でクリスマスの飾りつけをほとんどしたことがなく、この時期になるとキラキラと輝くツリーや大きな靴下が欲しくて欲しくて、たくさんおねだりしたけど叶いませんでした…。
(なんて言うと可哀想な子だったみたいですけど、もちろん決してそんなことはありません(^_^;)。)
だから、セッションで皆様と仮装したり、飾り付けするのが、私自身も楽しみで仕方がありません♪

IMG_1976.JPGクリスマスは一年の中でも特別なイベントなので、いつもと違った表情を見せてくれる方がたくさんいます。
今年はどんなクリスマスシーズンになるのかわくわくしますね☆

今朝、私が音楽室に入ったとき、この絵本のサンタさんが出迎えてくれました。

そのとき私は心の中で

「今年も会えたね、サンタさん」

と呟いたのでした。

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11月8日

朝晩がとても寒くなってまいりました。
ハロウィンが終わって、そろそろ冬支度を始めようか、という季節ですね。

今日は以前に紹介した ♪海と僕 という歌を作曲した男性についてお話したいと思います。

♪海と僕 は彼が初めて作曲した楽曲。
日々のセッションや、お祭りの中で、何度か披露してきて、彼の歌のファンが、施設職員だけではなく、利用者にまで広がってきました。



今、作品は全部で4作品。

♪海と僕 の後に作った作品たちは以下の通り。

♪うた

♪カレーライス

♪幸せなXmas


これらの作品の中でも、今、一番人気な楽曲は


♪カレーライス


彼はお母さんの作るカレーライスが大好きで、これまで何度も、お母さんのカレーライスで、勇気付けられたのだそうです。
お母さんへの感謝の気持ちを楽曲にしたいと創作に臨みました。

自分の表現したい気持ち、お母さんに伝えたい気持ちを楽曲に込めることが出来て、彼はさらに自信を持って、セッションに臨むようになりました。
作曲活動をきっかけに歌声を私に聴かせてくれた彼は今では発声練習をして歌唱力をあげて、お母さんに歌を聴かせようと努力しています。

このように感謝の気持ちを伝えられる親子はすっごくすてきだなととても憧れます☆


これからも作品を一緒に作って、たくさんの人に聴いていただけたらと思います♪?


♪カレーライス


「ただいま」家に帰ると
「おかえり」笑顔とあの香り
一日頑張った僕にまた元気が戻ってくる

*あったかくて甘くてちょっぴり辛い
 お母さんのカレーライス


「いただきます」ゆっくり一口
「ごちそうま」やさしさがあふれて
明日が今日よりもステキな日になるおまじない

 たくさんの願いを一緒に煮込んだ
 お母さんのカレーライス

 *くりかえし

このエピソードをご紹介するにあたり、クライエントのお母さまのご承諾をいただいております。ご承諾、ありがとうございました。

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9月6日

残暑がまだまだ厳しいですが、少しずつ少しずつ秋の気配がしてきましたね。

こどもたちの楽しかった夏休みも終わって、2学期がスタートしました。

季節が変わって行くのと同じように、こどもたちと歌う楽曲も少しずつ衣替えです。

今日は可愛らしいこびとの姿が目に浮かぶ、

「♪秋のこびと オータムタム」

をある女の子とのセッションで歌いました。

IMG_1764.PNG彼女は、音楽の中で踊ったり、笑ったり、泣いたりして表情豊かに気持ちを表現するのが上手。
だけど、一緒に歌ったことはこれまで一度もありませんでした。

前奏が始まると、トランポリンに座り、手拍子しながら首を振ってとても上機嫌♪

するとどこからか、ひそひそと話し声が聞こえました。

よーく耳をすましていると、彼女がとても小さい声で何かおしゃべりしていました。

まるで「こびと」とおしゃべりしているようでした。

「こびと」とのおしゃべりに参加させてもらおうと、隣に座って歌っていると、間奏に入った途端に「♪オータムタム?」と音楽室にいる全員に聴こえるような大きな声で歌ってくれたのです。

でもその大きな声は「こびと」には大きすぎたのか、すぐにひそひそ声に戻ってしまいました。

「こびと」とのないしょ話を少しだけ教えてもらえたような気がして私は嬉しく思いました。

これからどんなないしょ話を私たちに教えてくれるのか楽しみです☆

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8月5日

今、日本中がロンドンオリンピックに夢中になっていますね!

体操の内村選手が個人総合で金メダルに輝いたり、サッカーは男女ともにベスト4!に進出したりと、この猛暑を忘れられるほどの興奮する場面が数多くあります。

そんな中、しゅんくんとのセッションがありました。
しゅんくんは体を動かすのが大好き。

写真に写っているカラフルな棒状の楽器、「ブームワッカー」を一人2本ずつ持ち、ZARDの♪負けないで に合わせて「日本! チャチャチャ!」と懸命に応援しました。

そのあとは、オリンピックで行われる競技の真似をしてみよう!と音楽室にあるものを使って挑戦!
ブームワッカーを使ってフェイシング、風船を使って、バレーボールとサッカー、腕を大きく動かして水泳…などなど、たくさん体を動かしました。
特に水泳が好きなしゅんくんは「スーイスーイ」と楽しそうに声を出しながら泳ぐのでした。

セッションで使用した、ZARDの♪負けないで は応援歌の代表曲として有名ですが、オリンピックの応援歌として、私が真っ先に思い出す楽曲は、

♪栄光の架橋/ゆず

「誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった」

という冒頭の歌詞が、当時の私にとって大きな衝撃でした。
オリンピックに出場されている選手のみなさんの懸命な姿とともに、この歌詞が耳に入って来て、自分も頑張らなくちゃと、勇気と元気をもらえたことを思い出しました。

日本中、いや世界中の誰もが、つらい事や悲しい事を忘れて「頑張れ!」と応援したくなるオリンピックは本当にすばらしいですね。

頑張れ!日本!

このエピソードをご紹介するにあたり、クライエントのお母さまのご承諾をいただいております。ご承諾、ありがとうございました。

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7月5日


7月に入り、暑くなってきました。

海に行きたくなる季節ですね。

最近、セッションで生まれた楽曲を紹介します。

その名も

♪海と僕

この作品は、個人セッションを数年行っている20代の男性が初めて作曲した楽曲です。

彼は家でもキーボードを弾くほど音楽が好きで、これまでのセッションでは私が歌い、
彼が伴奏を担当してきました。

もっともっと音楽の面白さを共有したいと考えた私は、彼に作曲活動をしないかと誘いました。

2人でどうやって作品を作ろうかとじっくり話し合って作りました。

最初は不安な表情を見せていましたが、楽曲が少しずつ出来上がっていくのと同時に生き生きとしていき、
楽曲のコードを決めるために私が歌っていると、なんと一緒に歌ってくれたのです!

これまで一度も歌声を聴いたことがなかったのに!!!

その瞬間、作曲が彼の自己表現の方法なのだとわかり、心の中でガッツポーズをしたのでした。


歌詞を紹介します。


♪海と僕

海へ行こう 海へ行こう

青い空くぐって 海と話そう


海へ行こう 海へ行こう

虹の橋渡って 魚と笑おう

照れながらも、お母様に楽曲を披露しました。
毎年欠かさず海に行くほど海が好きな彼らしい作品だと喜んでくださいました。


早速、次の楽曲の制作に取りかかっています。

これからどんな楽曲が生まれるのかとても楽しみです♪

セッション音声を紹介することについてはクライエントのお母様、施設からご承諾をいただいております。お母様、施設の職員の方々、ありがとうございました。
ケータイからだとYouTube画像が表示されないことがあるようです。
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6月5日 

6月に入り、蒸す日が多くなり、いよいよ梅雨がやってきますね。
この季節は、時に気分も下がって、身体が重く感じることも多々あります。
自分で気分を晴らしたいと思ってもなかなかうまくいかないときもあります。
そんなことを考えている時、ある自閉症圏の男の子のセッションを思い出しました。

音楽療法_1338895830_646608.jpg彼はおしゃべりが大好きで、いつもセッションの前には、おしゃべりを楽しんでから活動に入ります。

私と行うダンスや合奏、歌唱もどんどん上達し、母の日のカーネーションを作る活動では、セラピストに「こう?」と確認しながら、あくまで自分なりに整理して製作に取り組み、そして達成出来ました。

しかしある時、そんな彼でも気分が乗らなくなるのか、合奏の際に頭が一杯になってしまったようで、表情が一気に固くなってしまったことがありました。

しばらく固い表情のまま活動をしていたのですが、リクエストの時間になると、
歌の本をめくって♪少年時代 をリクエストし、バルーンとミラーボールを出して、と私に頼み、自ら歌う環境をセッティングして行きました。

♪少年時代を歌っている間に、彼の表情はだんだん柔らかくなり、なんと楽曲が終わる頃にはいつもの彼に戻っていたのです。


行きづまってしまった時に、自力で肩の力を抜くのはなかなか難しいことですが、
彼には、音楽で気分転換をする方法、リラックスする方法をわかっているのだと感心しました。


皆さんはどんな、自分だけの気分転換の方法、リラックスの方法をお持ちですか?

このエピソードをご紹介するにあたり、クライエントのお母さまのご承諾をいただいております。ご承諾、ありがとうございました。

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5月7日

IMG_0464.JPGもうすぐ、母の日。

セッションで、母の日をテーマに

♪おかあさん(童謡)や、

一青窈の♪ハナミズキ、

茉奈佳奈の♪いのちの歌

などを皆さんとシェアしました。

涙ぐむ方、

「おかん?」と何度も呼ばれる方、

一緒に歌ってくださった方、

皆さんそれぞれに感情を表現されていました。

IMG_0463.JPGそんなみなさんと一緒に歌っていて
気が付いたら私もいつの間にか母のことを思い出していました。

母の日の思い出と言えば、昔は手作りの肩たたき券を上げたり、カーネーションなどの花を贈りました。
最近では、一緒に外食に行ったり、プレゼントを上げたりと、あまり、恥ずかしくて感謝を言葉で伝えてこなかったなと、感じました。


今年は「ありがとう」と言葉で伝えてみようと思います。

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4月6日


新しい年度が始まり、新生活が始まる季節がやってまいりました。

みなさんの周りにも何か変化はありましたか?

今年度は私にも変化がありました。

昨年度、日本音楽療法学会認定音楽療法士認定試験を通過し、
4月に入って、認定証が届きました。
正式に認定音楽療法士になることが出来ました。

これまであたたかく支えてくださった皆様のおかげです。
ありがとうございました。


この仕事に携わって三年目。
これからは少しでも皆様に恩返しが出来るよう、
頑張っていこうと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

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3月5日



音楽療法士はきっとそれぞれに、ある日、自分自身にとって一生忘れられないような、特別なセッションを経験することがあるのではないかと思います。

私は2ヶ月ほど前にそれを経験しました。

ある小学生の男の子の個人セッションの導入で行うリコーダー即興のピアノ伴奏を担当するようになって
数回目のセッションのことでした。

もともとピアノに対して苦手意識を持っていた私には、その即興伴奏は、担当して以来いつも不安で不安で仕方ありませんでした。

ところがその日、いざ、その男の子を音楽室に迎え、演奏のスタンバイをすると、とても不思議な感覚になりました。

彼はメロディを作り出す達人で、気がつくと、私の気持ちと指が、勝手に動き出していたのです。
彼の音楽の世界へと私を連れて行ってくれたような感覚でした。

その日以来、私のピアノ即興に対する不安はうそのようになくなり、音楽の不思議な力を実感したセッションでした。

そして、私は新米音楽療法士ながら、すでに8年間も音楽療法を続けているその男の子に、大きな力を与えてもらいました。

いつか彼の音楽をたくさんの人に聴いてほしいと思います 。

セッション音声を紹介することについてはクライエントのお母様からご承諾をいただいております。お母様、ありがとうございました。
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小關尚子


今日は音楽室の新しいアイドル「ケロタ」についてお話します。

IMG_0105.jpg音楽室に通っているある男の子は、
ぬいぐるみや小物楽器を手に取っては、お母さんやコ・セラピストに渡す、
床に落とすなどという遊びを繰り返していました。

註)コ・セラピスト…音楽療法のセッション計画に責任を持つ主セラピストと共同でセラピーに当たるもう一人のセラピストのことです。

ぬいぐるみでもっと他の遊びをしたかったは私は、
おもちゃ屋さんで見つけたカエルのパペットに
ある仕掛けを加えて、「ケロタ」と命名しました。

ケロタはなんと!食べ物を食べるのです。
パペットは手を入れると口を動かす事が出来るので、
少し手を加えて、口から食べ物マラカスを食べられるようにしました。

その男の子は、ケロタに出会うと、すぐに口に手を持って行き、
食べ物を食べさせて遊びました。
今ではすっかり仲良しになりました。

ケロタはカエルで、体も大きいので他の子どもたちにも受け入れてもらえるかな?
と心配でしたが、皆、ケロタに食べ物をあげて楽しんでいるようです。

2012/2/1

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