コンパクト・ハウス

9.9坪の土地に建つ木造3階建の住宅。狭小地とはいえ、角地であり、かつ比較的広い道路や路地に面している点をプラスに捉え、コンパクトながらも眺望を生かし、視線が遠くに抜けるゆとりの住まいを目指した。家族の集う3階は、天井の高いLDKとなっており、南北の大開口を通し周囲を一望でき、光と風の抜ける最も快適な場所である。2階の主寝室、子供室、階段室の関係は、子供の成長や利用目的に応じ、柔軟に変化することで、決して広くはない空間を最大限に利用する。また、地上階では無理にガレージをビルトインにはせず、内部空間を最大限確保することを優先している。ガレージは交差点に面していることもあり、出庫時の視認性と安全性の観点から、明るく使いやすいピロティ空間としている。ここでは上部を支持する鉄骨V字柱を採用することで、木造壁面と同等以上の構造強度を確保しつつ、視線と風の抜けるガレージを実現している。

■ 構造・規模: 木造3階建(一部鉄骨柱を採用)

■ 延床面積: 67.3u(20.3坪、ガレージを含む)