ねじれ屋根の家

名古屋市内の中高層住居地域に位置する住宅。伝統的な佇まいを残す古い街並みは徐々に姿を消し、周囲には中高層マンションが立ち並ぶ。外部環境からの保護策としては、中庭タイプの計画が規模的にも有効である一方、内部的には方位上の取決めから中庭、吹抜の除外に至るまで、家相に対するクライアントの強い要望があった。内部と外部の狭間で、固有の制度が向き合うこのような場において、諸力を中和、弱体化させるのではなく、異なる力の拮抗として作用させること。それが南西にねじれ上がる屋根という特殊解を導いたといえる。北側諸室とは対照的に、開放的なリビング・ダイニングでは、日常的な視線の移動に同調するように、天井面の稜線はダイナミックに変化する。

■ 構造・規模: 鉄骨造2階建

■ 延床面積: 209.82u(63.4坪)